たとえばカップルで賑わう街角で…、群衆の中の孤独に浸ってみる

明日への活力、涙を流してスッキリ!ストレス解消できてしまう!という涙活のために役立ちそうな、泣きのシチュエーションを思い描いてみました。

涙活は、今、たいへんなブームになっていますから、涙活イベントなんてものも、毎日、どこかしらで行われているらしいのです。しかし、初めての場所に行く、というのは勇気がいるもの。また、プライバシー面を心配される方も、もしかしたら少なくないかもしれません。

でも、泣きたい。なんとかして泣きたい!涙を流してスッキリしてみたい…。

そんな方のために、こんなシチュエーションをご用意してみました。題して、「群衆の中の孤独」プロジェクト。

今、あなたには恋人と呼べる存在がありますか。なければ、それだけで、その「自分には恋人がいない…」という状態で、ちょっとだけ、鼻の奥がツンとくるかもしれません。「恋人なんか…っ。いても、自由が奪われて面倒くさいだけだい。なんでも好き勝手できる。好きなときに好きなものを好きなだけ食べ、好きなときに好きなところに出かけられる…。やりたいことをやりたいだけやれる。独り身は最高なのさ!」

…なんて。意地を張らなくてもいいんですよ?ひとりであることの寂しさ、認めてしまいましょう。

「恋人は…、います!」と断言できるあなた。その恋人との仲は、良好ですか?円満ですか?もしかしたら、最近、すれ違いが増えてはいませんか。デートのマンネリ化がつづいていませんか。「そ、そんなことない。お互いが忙しいだけだし、時間ができたら、旅行にでも行こうね、って言ってるし…。だって結婚を前提にしたおつきあいだし…」。

いいんですいいんです。どうぞ、無理しないで。長くつきあえば、当然、倦怠期ってあるもんですよ。

そんな寂しいあなた方、…あえて、カップルのあまた出没するような人気スポットにひとり、出かけてみませんか。鼻の奥どころか、胸の奥までぽっかり穴が空いた気分になること請け合いです。そうしたら、我慢せず、泣いてしまいましょう!

…そう、こういう群衆の中の孤独って、唐突に、不意打ちでくるからこそ、辛いのです。その辛さと向き合えず、逃げ出してしまいたくなるのです。でも、「わざわざ」自分で出かけていったのなら。あらかじめ、覚悟ができているもの。なので泣きましょう。思う存分!

泣いたあと、スッキリした心であらためて、冷静に考えてみましょう。いま、自分が真に欲しているものはなにか。