泣くことで刺激されるリラックス作用を促す〝副交感神経〟とは?

人間のカラダの中にはたくさんの〝神経〟が通っているということはご存じですよね?

この〝神経〟というコトバ、とくに大きな病気やケガなどで病院のお世話になったことがないっていう人でも、たとえば、歯医者に行ったり、歯医者に行った人の体験談なんかで耳にすることがあるかもしれません。

「虫歯が神経まで達してしまったので、神経を抜かなければならない」「神経を抜くと痛みを感じなくなる」というような話を…。

神経って、カラダの中同士の情報、あるいはカラダの中と外の情報を伝達しあう、人間にとって、とても重要な役割のある器官なんですよね。

涙活によって、活発になる副交感神経も、重要な神経のひとつ。なぜならば、副交感神経は、緊張や興奮をを和らげ、不安感を取り除き、カラダをリラックスモードにしてくれるはたらきがあるからです。

副交感神経は、カラダの内部同士の情報を伝達する自律神経系の二つのうちのひとつ。もうひとつは、交感神経と言って、戦いや競争、自身に敵対するものや危害を与えるものからの逃走など、身体や精神の激しい動きに応じてはたらきが活性化される神経です。緊張や興奮、不安感などをもたらします。

「明日は大事な試験がある(ある意味、競争であり、戦いですね)…。緊張して眠れない」なんて言うのは、この交感神経が昂ぶってしまっている証拠。そんなとき、涙活によって副交感神経のはたらきを高めると、交感神経の方は活動が沈静化され、緊張や不安感が和らいでいきます。

眠っているときや、食事をしているときも、私たちはリラックスしていますよね?このときも、副交感神経がはたらいています。ですから、イヤな目に遭ったとき、悲しいことがあったとき、親しい友人や家族などが、「なんかおいしいものでも食べに行こう!」とか、「グッスリ眠って忘れちゃいなよ」などと声をかけてくれたりすることが多いですが、食事や睡眠によって、副交感神経のはたらきを高めることが、いやなこと、悲しいことを忘れ、ストレスを解消する、という意味でも、理に適った方法であることが分かります。

さて、涙活によって、この副交感神経のはたらきを高められるということをお伝えしましたが、その効果はその場限りで消えてしまうというわけではありません。涙活による副交感神経の活動は、なんと数日間持続するというではないですか。なんとも嬉しい限りですね!

日々の生活の中に、ちょっとした涙活を織り込む、あるいは、週末、思いっきり泣けるようなことをやってみる…。そのような工夫で、ストレスから解放された、充実し潤いのある毎日を送れるようになること、請け合いです!

1.ノースネット(NNI)
目的別のインデックスが見やすくていいなと思いました。

2.長野県情報カプセル!スペースファン
ご当地情報が沢山あって長野に行ってみたくなりました。