おじいさん、子ども、動物、泣けるシュチュエーション人それぞれ

仲間うちで、「泣きカラオケ」というゲームが流行ったことがあります。ルールはいたって簡単。自身が選んだ曲でどれだけ早く泣けるかを競うという遊びです。人それぞれ、泣けるシュチュエーションの異なります。その分、選曲は実に多彩に…。

友人は、とにかく、「おじいさん」というキーワードに弱い。子どもの頃、人気だったアニメのおじいさんをおじいちゃんっ子だった自分に重ね合わせてしまうとついつい泣けてきてしまうんだとか。「おじいさんの〜」とタイトルに入った童謡もやっぱり泣きを誘うそうで…。

「大好きだったのに…。やさしく声かけてもらったのに、ついつい意地張って、ものすごい意地悪言っちゃった…。そんなことを、葬式のとき、いろいろ思い出しちゃってさ…。死んじゃって、今さらごめんとか言えないし、もし、奇跡が起きて、じいちゃんが生き返って、〝じいちゃん、あのときはごめん!〟なんて言えたとしても、あのものすご〜くいい感じの笑顔で、〝ええ、ええ。気にせんでええ。おじいちゃん、なんも怒ってなんぞおらんよ〟なんて、しわだらけの手でアタマ撫でられる…、とか考えただけで、もう…、だ、だめ。…う、う、うわ〜ん…」。

なんていう始末…。

「けなげな子どもがダメ」(この場合のダメ、は泣ける、という意味。苦手、キライ、という意味ではありません)という人も多いようで…。たとえばこんな人。

「子どもが初めてのおつかいに行くって企画番組。あれ、絶対ダメでしょう…!きょうだい同士で協力し合って、どっちかが間違って、それをなんとか必死でフォローしようとしたり、…ぜんぜんフォローになってなくって、ますます泥沼にハマってっちゃったりするんだけど…、もう、あれ、涙無しではみられないよね…!あの番組のテーマソングに泣ける!」。

かくいう私。動物に弱いです!主人を思って逆境の中で頑張る動物たち。大雪の中、主人と共にしずかに天に召されていく忠犬。自分たちの命を危うくしようとするどう猛な獣に立ち向かっていく小動物たちのアニメ…。それらのテーマソングをうたうと涙がちょちょ切れてしまいます。

思う存分泣きカラオケをしたあとは、気分爽快!「明日からまた仕事頑張れるね!」なんて晴れ晴れと言い合って、それぞれの帰路につきます。

あなたも是非、気の合う仲間たちと泣きカラオケで涙活、してみませんか?