「やっぱ音楽でしょ!」クラシック、Jポップ、泣ける旋律大特集

涙を流すことには、ストレスを解消する効果があるということが科学的にも証明され、いま、巷では積極的に涙を流す活動、〝涙活〟がブームとなっています。ゆえに、世間では涙活に効果がある、というさまざまな方法が紹介されていますが、今回、とくに着目したいと思ったものは〝音〟です。

先日、某涙活イベントでは、この〝音〟=聴力に特化したプログラムが開催されました。

通常の涙活イベントでは〝薄暗くする〟程度にする照明を、完全な闇とまでは言えないまでも、人間の体感としては、ほとんど、「真っ暗闇」と認識するほどまでに暗くされていました。

またイスにも腰掛けるという状態ではなく、感触のよいリクライニングソファを使用し、それぞれの好みで水平になるまで背もたれを倒し、ベッドに横たわるのと同じ状態をつくりだすことができるため、最高にリラックスした環境の中で、人の肉声という〝音〟だけを捉え、涙を流すという非常に希有で、また、贅沢な時間となりました。

このたび、ぜひご紹介したいと思ったのは、自宅で簡単にトライすることのできる、〝音〟による、涙活です。

聴覚を研ぎ澄ますために必要なのは、やはり〝暗闇〟。自宅で暗闇をつくりだすことは難しいかもしれません。その場合は、旅行グッズなどを取り扱っているショップに置いてあるアイマスクなどを活用してみるのもよいかもしれません。最近のアイマスクは、目元を冷やす効果のあるものなどもあります。好みに応じてセレクトしてみて下さい。

選ぶ音は、上手な役者さんの演じている、朗読CDなどでもよいと思いますが、個人的なオススメは断然ドラマ性の高いクラシック音楽。ポップスなど流行歌と違い、長さも充分にありますし、涙活にはもってこいと思われます。マイナースケール(単調)のレクイエムなど、宗教音楽にはとくに〝泣ける要素〟の高いものが多いと思っています。宗教音楽以外ではオペラやバレエ音楽など。独特のカタルシスがありますね。私は単調の曲が長調に転調するところで涙が溢れてくる場合が多いです。

しかし、これはあくまで好みの問題。クラシックのみならず、Jポップ、洋楽、演歌など、思い出のある曲、思い入れのある曲などの方が、スムーズに泣ける場合も多いかもしれません。あなたの好きな旋律の曲を探してみましょう。

曲を選択したら、部屋を暗くして、ソファにくつろいだり、ベッドに横たわるなどして、音楽に耳を委ねましょう。このとき、タイマーなどを使用し、少しタイムラグをつくってから音楽が始まるようにするとさらにムードが高まると思いますよ!

今度の週末などに、ぜひ自宅で音楽による〝涙活〟、を試してみてくださいね!